はじめまして、伝統工芸継承担当の地域支援員に着任しました 下村 祐介(しもむら ゆうすけ)と申します。 担当するのは、宮島の伝統工芸です。 ■伝統工芸継承担当の地域支援員とは・・・ 国の伝統工芸品にも指定されている「宮島細工」の技術や魅力を、次世代に継承していくため、宮島細工の普及促進や技術習得に取り組んでいます。地域支援員は総務省の「地域おこし協力隊」の制度を活用した廿日市市独自の職です。 ■宮島細工とは 廿日市市宮島町で作られている木工品。 宮島細工には、「杓子、宮島ロクロ、宮島彫り」があり、江戸時代の後期に厳島神社をはじめとする寺社建設のために招かれた宮大工や木工職人が技術を伝え、その流れをくむのが現在の宮島細工であると言われています。宮島細工は木材の持つ美しい木目、色合い、感触などを活かした作風が特徴と言えます。
はじめまして、伝統工芸継承担当の地域支援員に着任しました下村 祐介(しもむら ゆうすけ)と申します。 三重県出身で、大学進学で広島にやってまいりました。大学ではデザインや木工、漆芸を専門に学び、その中で宮島ろくろと出会い、その魅力に惹かれ仕事にしたいと思い、伝統工芸士の藤本悟氏から7年前から宮島ロクロの技術を学び、作品制作を行なっています。 前職では高校で非常勤講師として、木工実習やデザインの授業を受け持ち、ものづくりの楽しさやデザインの面白さを生徒たちに伝えていました。宮島ろくろをはじめとする、宮島細工を多くの人に知っていただけるよう、精一杯活動していきたいと思います。 今後の豊富 宮島細工が抱える、需要の縮小、認知度の低迷、後継者不足といった課題に向き合い、工芸産地としての活気を取り戻せるよう、商品開発や企画運営、SNSを通じて多角的に盛り上げていきたいです。 また、ロクロの技術についてもしっかり修行し、一人前の職人になれるよう日々技術習得に励んでいきたいです。
伝統工芸継承担当 地域支援員 下村祐介