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8月19日【火】 ~小瀬川の釣り分布図を作成する生徒が漁協へインタビュー~
7月に開催された「チャレンジプランコンテスト」で、3年生の探究テーマ「小瀬川の魚マップを作り、公開する」が最優秀賞をいただきました。この取り組みは、地域の川にどんな魚が生息しているのかを調べ、分布図としてまとめることで、地域の自然を知り守るきっかけにしようというものです。受賞をきっかけに活動資金で釣り用のリールを購入し、本格的に調査活動を進めています。



8月19日(火)には、吉和川漁業協同組合の会長さんにお越しいただき、小瀬川の現状や課題について直接お話を伺いました。津田地区の小瀬川では鮎の放流をしてもなかなか定着しないこと、また川の整備が釣り人の協力によって支えられていることなど、普段の生活では知ることのできない貴重なお話ばかりでした。 生徒からは「川は見えるのに草が多くて入る場所がない。自分たちで草を刈ってもよいのか」「漁協の方から、私たちにしてほしいことはありますか」など積極的な質問が飛び出し、真剣に耳を傾ける姿が印象的でした。地域の自然を守ることの大切さを一緒に考える、深い学びの時間となりました。

今後の大きな目標は、佐伯地域は「魚が釣れにくいエリア」であることに気づいた上で、どう分布図を作成していくかです。そして、完成した分布図をどのように地域で活用できるかが課題です。学校の授業や地域のイベントで紹介したり、観光や環境学習に役立てたりと、多くの可能性があります。地域の皆さんと協力しながら、一緒に活用方法を考え、この活動をさらに広げてくれることを期待します。
「やりたい!」をカタチにできる学校。
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地域支援員 佐伯高校魅力化担当 稲田